WHOの定義によれば、メンタルヘルスとは、「自身の可能性を認識し、生活における通常のストレスに対処することが可能で、生産的かつ実りある仕事ができ、さらに自分のコミュニティに貢献できる健康な状態」と定義されます。

逆に言えば、メンタルヘルスが阻害された状態というのは、自信を失い、ストレスに打ちのめされやすく、労働生産性も落ちてしまった状態であると解釈できるでしょう。厚生労働省の令和6年度「労働安全衛生調査」によると、仕事に関して高いストレスを抱えている従業員の割合は全体で68%にも及んでいます。

従業員は企業にとって大切な経営資源です。自社の安定した企業経営を継続させるためにも、従業員のメンタルヘルスケアは現代の企業経営にとって非常に重要であるといえるでしょう。