社会保険労務士とは、従業員の採用から退職までに必要な労働関係の法令や社会保険関係の法令に精通する人事・労務管理の専門家であり、略して社労士とも呼ばれます。社会保険労務士の資格は、従業員の雇用や労働問題、社会保険、公的年金の分野を専門とした法律で認められた唯一の国家資格です。業務の範囲は、労働・社会保険関連の法令全般にわたるため、広範囲に及びます。

人手不足、人材育成、育児・介護問題、人事評価、賃金制度、労使トラブルなど、経営者にとって人事・労務管理に関する悩みは尽きることはありません。企業の成長に必要な「人」に関するコンサルタント業務は、働き方改革が叫ばれる昨今、社労士にしか行えない重要な業務といえるでしょう。

就業規則、労働者名簿、賃金台帳などの作成や、労働・社会保険関連法令に基づく行政機関に提出する書類の作成と申請などの業務についても、依頼者である企業に代わって行います。